鉄スクラップ・銅買取ブログ

金属相場市況のつぶやき

2022年5月30日(月)今週の銅相場はいかに?

2022-05-30

2日の連休が明けた今日は、暑くなりそうですね。

熱中症対策を十分に行って安全第一で頑張ってまいりましょう。

先週は、銅の建値が125万円で終わりましたが、今週は、どのようになるのでしょうか?

まず、今週の主な経済指標やイベントは、6月1日に、米国のISM製造業景気指数、6月3日に、米国の非農業部門雇用者数(NFP)と失業率、ISM非製造業景気指数などが控えております。特に失業率は要注意です。一般的に失業率が上昇すると、働き口が少なくなって景気が悪化しているように思えるのですが、米国では逆の現象が起きております。つまり賃金の上昇圧力によって、働き手がより高い賃金の会社に転職する完全なる売り手市場の現象が起きているのです。この賃金インフレは、CPI(消費者物価指)の上昇にも関わりますので、どこかで食い止めなければ安定した経済水準にもどらないことでしょう。この物価上昇こそが現物取引でない銅のトレーダーの買いの心理を誘い相場上昇の要因にもなりえるのです。ちなみに予想では、直近の金融引き締めの効果もあって、失業率はそれほど高くならないとの見方が多く、米国の経済が銅相場に与える影響は少ないと見込みます。

さらに注目すべきは、中国上海のロックダウンの状況です。5月30日現在のブルームバーグ記事によれば

「中国の上海市当局は、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で影響を受けた経済を立て直すため、多数の政策措置を打ち出した。企業への一部税還付を実施するほか、6月から全ての製造業者が生産を再開することを認めた。」

とあります。

これは、銅相場に与える大きいニュースです。いよいよ上海が動けば銅を含めた金属需要が再び過剰になる可能性が高いです。米国の経済対策が焼け石に水にならないことを祈るばかりです。