鉄スクラップ・銅買取ブログ

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鉄スクラップを高く売るには?

2020-06-02

鉄スクラップをいかにしたら高く売れるかを本記事では、考えてみたいと思います。

はじめに、

スクラップ屋さんは、皆さまが持ってくる鉄の買取り値段について、何を基準に決定しているのでしょう?

スクラップ屋さんは、卸売業になりますから、それなりの粗利益を加味しなければ成り立たず、その鉄をさらに買い取ってくれる電炉メーカーの単価によって決定しているのです。

(ちなみに、一般のお客様が電炉メーカーには直接納めることは原則できない)

では、さらに踏み込んで考えてみましょう。

その電炉メーカーは何を基準に決定しているのでしょう?

影響力のあるメーカー(東京製鐵など)が値段を上げたり下げたりすることで、それに追随して各電炉メーカーが、単価を変更しているのです。

最近、コロナの収束感によって、鉄相場が続伸しておりますが、これも東京製鐵の鉄の値段が上がったことに合わせているわけです。

東京製鐵HPhttp://www.tokyosteel.co.jp/kb/

ところで、

鉄スクラップが発生したら皆さまは、どこに出荷しますか?

○発生場所から近い所?

○いつも出荷している場所?

○高く買ってくれる場所?

等など

出荷する選定基準は人それぞれです。

その中でも、買取り単価は、重要ですよね。

鉄スクラップの買い単価が大きく変わる理由に、「引取りなのか?」あるいは「持込みなのか」という移動の問題があります。

というのも、引取りのケースでは、運賃、燃料費などの運送コストを加味した上で、単価をはじき出す必要性があり、(実際弊社でも、引取りのケースは運送コストを入れて単価を提示しております)一方で、お客様からお持ち込み頂く場合は、それらのコストがかかりませんので、単価H2をベースに売却が可能となります。

ですから当然、前者の運送コストを加味した場合よりも、お持ち込み頂いた方が、鉄スクラップを高く売却できるわけです。

例えば、新潟県の下越地域に位置する弊社で考えれば、弊社を中心に移動距離が60km以内なので、だいたい一律引取り費15000円~20000円頂く形となります。

しかし、これが中越地区(80km)、上越地区(100km)、県外となっていきますと、運賃が30000円、40000円と上がっていくわけです。

しかし、実際このくらいの経費はかかってしまうのは事実としてあるわけです。

他にも売却値段を上げるには、スクラップ屋さんのHPや電話の問い合わせにより単価を比較する方法があります。(各スクラップ単価の状況は、スクラップ屋さんよりお客様の方が詳しいのではないでしょうか?)

しかしながら最近、日刊産業新聞の買取り単価をベースにしているスクラップ屋さんが増えており、昔ほど大きな差がなくなってきました。

日刊産業新聞https://www.japanmetal.com/tag/ferrous-scrap

以前でもブログ記事でも紹介しましたが、差が出るとすれば、

リユース品や良い品質の鉄スクラップが混じっているケースで、スクラップ屋さんが、それを分っているか否かです。

これを知らないスクラップ屋さんは、高く買う事ができません。

そのままスクラップの山に積み上げるだけです。

つまり、規格に合った列車のレールや矢板、シートパイルなどのリユース品は、通常の鉄スクラップの単価よりも高く買えますし、買い先さえ確保されていれば、グレーチングや単管パイプでも単価を上げることが可能なのです。

未来のスクラップ屋が考えるべきこと

また、お客様からスクラップを高く買えるようにするためには、テクノロジーを活用した業務の効率化を行う必要性があります。

例えば、この度の新型コロナウイルスによって流行しているzoomなどのテレビ会議システムを活かせば、ユンボでスクラップを降ろしながら、ユンボユニット内からカメラで、検収する係りと連携をとることで、降ろした後、いち早く検収ができるので、作業時間がお幅に削減できるわけです。

要は、テレビ会議も使用してみないと、その活かし方やアイデアは、わかないという事です。

弊社構内 青い機械は鉄を切るギロチンシャー

他にも、ガソリンスタンドのセルフのように、スクラップヤードの無人化を図って、お客様に荷卸しをしていただき、パネル操作を行って頂く事で、削減できた人件費分をお客様に還元することもできるかもしれません。

本ブログを見ていただいたお客様からの問い合わせもありますので、将来的には営業マンの採用が少なくて済むかもしれません。

これだって、テクノロジーの活用と思います。

値段を上げることの出来るスクラップ屋さんが、社会に必要とされていくことを考えれば、テクノロジーを抜きにしては、スクラップを語れない時代が来ているのかもしれません。