鉄スクラップ・銅買取ブログ

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鉄スクラップの塩漬けに関する配慮

2020-05-01

毎朝車両で通勤している私は、ある建設工事現場に差し掛かると、矢板やシートパイルなどのスクラップを確認することができます。

私自身、職業柄スクラップの山や重機などを見てしまうのもありますが、あまりに量が多いということだけでなく、それが民家にあるということで、誰もが目を引くほどのインパクトがそこにはあります。

この光景を見るようになったのは、去年の10月位からだと思いますが、すでに半年以上も放置されている状況にあります。

しかも、ちょっとした「トラロープ」が張られているだけで、特に盗難防止対策もなされていない状況です。

通常、建築物解体などからスクラップが発生した場合、速やかに回収業者が持っていくか、長期間保管するならば、それなりの盗難防止を行うかと思うのですが、なぜ、ここまでずさんな保管を行っているのでしょう。

あくまで私の想像ですが、理由は、1つ考えられます。

それは、鉄スクラップ価格の下落が著しいことです。

以前から本ブログでもお伝えしている通り、新型コロナウイルスの影響もあって、現在鉄やアルミダイカストの値段が下がっております。

そのような状況下で、解体業者は回収業者に売りたくても売れない状況と想定することができます。

売りたくても売れないとは、

つまりその現場の解体工事の見積もりの中に、スクラップの予定価格も入っている可能性があり、その予定価格を記入した時から解体工事が終了した時の価格の差異が大きく開いてしまったと想像することができます。また、鉄の値段が安いからこそ、盗難に遭うリスクも少ないので放置しがちということもあるでしょう。

倉庫の解体から発生した鉄スクラップ

鉄スクラップの単価は、株価と同じく世の中の出来事に敏感に反応し、乱高下を引き起こしますので、まさに新型コロナウイルスの影響によってそのような状況になっているのではないでしょうか?

問題はそこに置かれてある鉄スクラップの山によって様々な問題を引き起こす可能性があるという事です。

〇景観が悪くなる

〇休日に子供たちが鉄スクラップの山に登って、怪我をする

〇長期間置かれっぱなしになれば、錆が剥がれ落ち周囲にまき散らす

等など

鉄スクラップを放置することで、良いことはあまり無いような気がします。

だからと言って、解体業者も鉄スクラップ自体が見積金額よりも安く売らなければならなくなったら、鉄の相場が上がるまで放置しなければ死活問題に発展するでしょう。

私が言いたいのは、

鉄スクラップの山にシート養生を行い、立ち入り禁止の表示板くらいは掲げてもらいたいと思うのです。

このくらいなら、費用も大きくかからず、先ほど言った問題も解決するように思います。

今回の鉄くずの相場下落は、戻すのに相当時間がかかりそうです。それまでどうにか安全に保管管理に努めていただきたく思います。

本日のLME銅は昨日より少し弱含みです。為替相場は、107円で円高傾向です。銅の建値が60万円に届かなそうな感じです。新型コロナウイルスの特効薬が「レムデシビル」の安定供給が日本ではまだまだ厳しいとされている中で、日経平均株価も20000円位まで戻しました。今後期待感があるような気もします。

4月30日銅のLME