鉄スクラップ・銅買取ブログ

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アルミニュウムの値段は、中期的に上がる?

2020-07-29

日本の自動車メーカーは、苦境に陥っております。

新型コロナの影響で日産自動車が3月に多額の最終赤字を計上しました。

日産自動車は、海外にある工場などを閉鎖し、ルノーや三菱自動車などの製造を同じ工場で生産していく対策を取りつつあります。

さらに他の自動車メーカー「トヨタ」、「マツダ」などの業績も悪化している状況です。株価も3月から大きく下げており、7月にかけて少しずつ戻しつつも、投資家による新型コロナウイルスの第二波への警戒感からなのか、まだまだ至っていない状況です。

そもそも、これら各社の株価が戻ったのも日銀によるETFの買いが大きく影響しているので、本当の復活劇はこれからと言ったところではないでしょうか?

まさに国内の自動車メーカーは、この危機から脱することができるのか注目されているところであります。

ところで当然、自動車メーカーに与える影響は、そのままスライドして部品メーカーにも大きく影響を与えるわけです。

つまり自動車の生産台数が減れば部品の供給も減るということです。

アルミニュウムの値段がここ数ヶ月で大きく落ち込んだのには、これが原因です。

7月29日現在のLMEアルミ相場

自動車を形成する部品は、あらいる材質や形状などで構成されておりますが、ミッション等に使用される「ダイカスト」の主原料がアルミニュウムであることは、以前にも本ブログ記事で掲載させていただいた通りです。

ブログ記事 アルミニウムのリサイクルは、効率が良い?https://susta.work/niigata.sanpai/wp-admin/post.php?post=442&action=edit

自動車部品の素材でアルミニュウムは、もっとも重要な金属であると言ってよいでしょう。

部品の供給が落ち込むという事は、アルミニュウムの供給が落ち込むことと同義なのです。

ダイカストアルミ

しかし、私は、これからアルミニュウムの値段は上がり続けていくと予想します。

新型コロナが発生するまでは、もともとアルミニュウムは上昇基調にありました。理由は、以下の2つでした。

1、自動車産業では、軽量化による燃費向上を狙ってスチール部品からからアルミニュウムへの転換が推し進められる

2、インドの人口爆発により製造業と建設もそれに伴って成長するので、アルミニュウムの需要が拡大する

ここに新型コロナウイルスの影響が及んだわけですから、新型コロナウイルスの収束と共にこの流れは再び戻ってくると予想しています。

新型コロナの収束こそが元通りになる要因になるのは当たり前じゃないか?

と突っ込まれそうですが、ここでの収束はあくまで

「ウィズ コロナ」であって、完全に元通りになることを意味しておりません。

実際、新型コロナウイルスによって大きく産業構造が変化しました。

AI、デジタル革命が加速化

世界的な金融緩和

ESGへの投資意識が加速化

などなど

この構造は元に戻らないでしょう。

そしてこの構造こそが、産業における「ウィズ コロナ」であると思っております。

逆に新型コロナウイルスが世界に蔓延することで、もともとそのように変化していく未来が急速に早まったように思います。

これは、つまり

アルミニュウムを含めた金属が急速に上昇基調に向かうことを示しているのです。